ジャーナリスト殺人犯検挙率、最悪はイラク 米NPO調査

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(CNN) 米非営利組織(NPO)のジャーナリスト保護委員会(CPJ)は20日に発表した2009年版の報告書で、イラクソマリアなど12カ国についてジャーナリスト殺害事件の犯人検挙率の低さを指摘した。

報告書では、未解決のジャーナリスト殺害事件が5件以上ある国を「ジャーナリストの殺害が繰り返され、政府に犯人を訴追する能力や意思がない国」としている。09年版ではイラクソマリア、フィリピン、スリランカ、コロンビア、アフガニスタン、ネパール、ロシア、メキシコ、パキスタンバングラデシュ、インドの12カ国が名指しされた。

3年連続で最悪国とされたイラクでは、人口100万人当たりのジャーナリスト殺害数が2.794人となり、他国の約3倍に上った。

2000年以降の殺害事件数を調査している同団体によれば、イラクでは88人のジャーナリスト殺害事件すべてが未解決のままだという。ほとんどが武装勢力の標的にされ、88人中81人を地元のジャーナリストが占める。09年は4人が銃撃に巻き込まれて死亡したが、米国がイラクで戦争を始めた03年以来初めて、ジャーナリストの仕事に直接関係した殺人は起きなかったとされる。

CPJによれば、フィリピン、ソマリア、ロシア、メキシコではジャーナリスト殺害の犯人が摘発されないケースが増えた。特にソマリアは、「武装勢力が報道機関を制圧する目的で暴力の行使を繰り返している」という。

一方、コロンビアとブラジルはこれまでに比べて改善が見られ、ブラジルは今回の報告書の対象外となった。

報告書は20日から21日にかけてニューヨークで開かれている国際会議に合わせて発表された。
4月21日10時6分配信 CNN.co.jp

コメント:1日も早い治安安定を切に願います。