<イラク軍>アルカイダ組織指導者らを殺害…米軍も確認

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 【カイロ和田浩明】イラクのマリキ首相は19日、同国軍が18日にイラクアルカイダ組織の指導者、アブアイユーブ・マスリ容疑者らテロ組織の幹部2人を同国中部サラハディン県タルタルで殺害した、と発表した。2人は米軍が最重要視していたテロリスト。米軍も殺害を確認し、「イラクでのアルカイダの活動にとって大打撃になり得る」との声明を発表した。

 マリキ首相によると、イラク国軍と米軍の共同作戦。首相は、「隠れ家を取り囲み攻撃した。米軍はミサイルで攻撃した。2人の遺体は、破壊された隠れ家の中から見つかった」と述べた。この作戦で米兵1人が死亡した。また、首相は殺害したことを証明するため会見で、2人の生前の写真と遺体の写真を示した。

 マスリ容疑者は、エジプト人で、06年6月に死亡したザルカウィ容疑者の後継者として地元のテロ組織を率いていたとされる。殺害されたもう一人はアルカイダに協力していたイラク人のアブオマル・バグダディ容疑者。両容疑者とも過去にイラク当局が「死亡」情報を流したことがある。

 タルタルはバグダッドの北西約80キロ。サラハディン県はイスラムスンニ派住民が圧倒的に多く、フセイン元大統領の出身地ティクリートも同県にある。両容疑者の殺害によって、イラクでのテロ攻撃が収束に向かうかは不透明だ。4月20日8時48分配信 毎日新聞

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