<イラク>「法治国家連合」がリードを拡大 連邦議会選挙

イラクディナール販売・両替ショップ
http://www.iraqidinar.jp/

 【カイロ和田浩明】イラク連邦議会選挙(定数325)は15日までに全18県の暫定開票結果(開票率は県別に10〜67%)が公表された。イラク選管によると、マリキ首相の法治国家連合SLC)がバグダッドなど7県で首位となってリードを拡大。アラウィ元首相の世俗派会派イラク国民運動(イラキヤ)が5県を押さえて追い上げている。また多数派のイスラムシーア派主導のイラク国民同盟(INA)とクルド人会派はそれぞれ3県で首位となった。

 SLCは最大選挙区バグダッド(定数70)に加え、南部・中部のシーア派集住地域であるバスラ(同24)、バビル(同16)、ナジャフ(同12)、ワシット(同11)、カルバラ(同10)、ムサンナ(同7)で優勢。SLCは100超の議席獲得が可能と見ている。

 アラブ世俗主義のイラキヤが先行しているのは北部ニネベ(定数34)や西部アンバル(同14)、中部ディヤラ(同13)とサラハッディン(同12)で、旧フセイン政権の支配層スンニ派の支持が目立つ。北部キルクーク(同12)でもリードし、計90議席前後の獲得を想定している。
3月15日20時50分配信 毎日新聞
http://www.iraq-d.com/