<イラク>アルカイダ系団体が犯行声明 首都の爆破テロ

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 【カイロ和田浩明】イラクの首都バグダッドで8日、127人が死亡した中枢部連続爆破テロで、国際テロ組織アルカイダ系団体「イラクイスラム国(ISI)」が犯行声明を出した。一方、イラクのマリキ首相は9日、バグダッドの治安責任者を罷免、演説で国民に「忍耐」を呼びかけたが、8月以降3度の大規模攻撃を首都で許した不手際に国民は反発している。

 AFP通信によると、ISIはインターネットで流した声明で犯行を認め、「イスラム法イラクを支配するまで攻撃はやまない」と、今後もテロを続ける意向を示した。ISIは8月と10月のバグダッド連続爆破テロでも犯行声明を出した。

 一方、イラク警察幹部は「爆弾の原材料は外国由来で、シリアかサウジアラビアから資金が来た」と主張、マリキ首相も「外国の支援」に言及した。

 連邦議会の一部議員らはテレビで「テロを許した全責任はマリキ首相と治安当局者にある」と首相を激しく批判。バグダッドでタクシー運転手(45)は「政府は何をやっているのか。これでは外国に逃げるしかない」と怒りをぶちまけた。

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