バグダッド治安維持の最高責任者を解任、大規模爆弾テロ受け

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バグダッド(CNN) イラクのマリキ首相は9日、首都バグダッドの治安維持の最高責任者を交代させる人事を発表した。首都では8、9両日、政府庁舎を狙った連続爆弾テロなどが起きて多数の死傷者が出ており、前責任者の解任の性格が濃い。

首相府によると、2007年2月に就任していたアブード・ガンバル軍中将の後任には、アーメド・ハシム・サルタン軍中将が選ばれた。

財務、労働両省など5カ所で8日起きた自爆テロでは、少なくとも127人が死亡、400人以上が負傷した。バグダッドでは今年10月下旬以降、最悪規模のテロとなり、治安担当責任者への批判が市民や議会から出ていた。

マリキ首相は事件を受け、来年3月に予定される連邦議会選の妨害を狙った犯行と非難したが、駐留米軍の2011年末までの完全撤退が確定する中で、イラク政府の治安維持能力への不安が強まっている。

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