緒方理事長がイラク初訪問 JICA民生支援本格化


10日、イラクの首都バグダッドで会談するJICAの緒方貞子理事長(左)とイサウィ副首相(共同)
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 国際協力機構(JICA)の緒方貞子理事長は10日、イラクの首都バグダッドを訪問し、イサウィ副首相らと会談、中西部アンバル州への大規模火力発電所建設など、JICAを通じた円借款として総額878億円の支援を表明した。公的支援機関であるJICA首脳の訪問はイラク戦争後初めて。

 緒方理事長は11日、マリキ首相、ジバリ外相と会談する。

 イラクは世界第3位の原油確認埋蔵量を擁するものの、治安や政情が依然不安定なことから戦後復興が順調に進んでいない。南部ナシリヤの油田開発について石油省と新日本石油が原則合意、交渉は最終段階を迎えている。人道支援を拡大することで、日本のエネルギー戦略上、重要なイラクとの関係を強化する狙いがある。    (共同)
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コメント:日本からの人道支援により治安の復興に期待ができます。イラクディナールの高騰のカギとなるかも知れません。