中国企業、イラク最大油田の開発権を英企業と共同落札


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2009年10月9日、中国中央テレビCCTV)のウェブサイト・央視網によると、イラク石油省のアシム・ジハド報道官は8日、イラク最大の油田・ルメイラ油田の開発を、英BP(ブリティッシュペトロリアム)と中国国営の中国石油天然ガス集団(CNPC)の企業連合が落札したと発表した。

ルメイラ油田は推定埋蔵量170億バレルを誇るイラク最大の油田で、現在は1日95万バレルを生産している。ジハド報道官によると、英中の企業連合との開発合意事項については、イラク内閣の承認を得た後に最終的な調印が行われる予定だという。調印後は同油田の石油生産量を1日あたり285万バレルまで増産し、増産部分についてイラク側から企業連合に1バレル当たり2ドルが支払われる。開発期間は20年、投資規模は150億ドルを超える見込み。
ルメイラ油田の落札は、イラク政府が1972年以来初めて行った国内大型油田・ガス田に対する国際入札によるもの。今回は8か所の油田・ガス田が入札にかけられたが、落札されたのはルメイラ油田のみだった。(翻訳・編集/HA)

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