【国民の自衛官】(6)堪能な英語で連絡調整役 空自第3航空団(青森)岩崎千尋2等空尉(28)


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 イラク人道復興支援派遣輸送航空隊(クウェート)に昨年8月から派遣され、隊司令通訳、米豪韓クウェート軍人との連絡調整役を見事な英語で果たした。

 埼玉・熊谷生まれ、横浜育ちで「制服が格好よかった」と防大へ。以来、米海軍夫人らとの交流、米軍ラジオ放送と自らを英語漬けの環境に追い込み、独学で猛勉強。今年2月にはレベルが高い空自英語弁論大会で優秀賞も獲得した。

 「クウェートで共に仕事した各国軍人の5人チームでは唯一の女性でした。とてもいい経験をさせてもらい、今でも互いにメールで連絡を取り合っています」 三沢基地でも英語スピーチのクラブ活動、トロイ大学通信教育で国際関係を学ぶなど英語ざんまいの日々で、日米の「チヒロファン」が増えているという。

 クウェート勤務中、難解な軍事用語や理解できなかった単語、軍独特のスラングなどを聞き返したり調べて丁寧に書き込んだ分厚いメモ帳が宝物だ。

 「通信職種で英語ができる人はあまりいないので、この分野で貢献したい」(大塚智彦)
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