核軍縮で指導力、敵との対話は宙に=内政では抵抗に直面−オバマ米政権半年


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 【ワシントン19日時事】「変革」を旗印にオバマ米大統領が就任して20日で半年を迎える。外交面では「核兵器のない世界」の目標に向け、ロシアとの核軍縮交渉で指導力を発揮する一方、北朝鮮やイランといった「敵対国家」との対話は宙に浮いたまま。経済再生が課題の内政面では、歳出削減などで議会の抵抗に直面している。
 核廃絶は、昨年の大統領選の目玉公約の一つ。大統領は実行に強い執念を示し、今月のモスクワでの米ロ首脳会談で、核弾頭を最低1500発まで削減する合意に達した。ラクイラ・サミット(主要国首脳会議)でも「核なき世界」を目指す声明が採択され、核軍縮の機運は一層高まった。与党の安定多数をてこに、上院での包括的核実験禁止条約(CTBT)批准を実現したい考えだ。
 だが、核実験やミサイル発射などの挑発行為を繰り返す北朝鮮に対しては、制裁で圧力を掛けざるを得ず、核問題をめぐる6カ国協議、米朝直接対話とも困難な状況。イラク駐留米軍撤退に向けた動きは順調だが、大統領選後の混乱が続くイラン情勢では対応に苦慮している。
 内政面では、2月に成立させた総額7872億ドル(約74兆円)の景気対策法に基づき、公共投資を積極展開。自動車大手ゼネラル・モーターズGM)の事実上の国有化で経済危機拡大を食い止めた。それでも失業率は9.5%まで跳ね上がり、国民に不安が広がっている。

コメント:画像は就任式の時のオバマ大統領です。半年ですか…時間が経つのは本当に早いですね。
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