イラク国内のブラックウオーター元従業員、「追跡中」と政府報道官
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バグダッド（CNN） イラク政府のダッバグ報道官は3日、CNNの単独取材に応じ、同国で依然就労している米民間軍事会社ブラックウオーター（現社名Xe）の元従業員らを積極的に追跡していることを明らかにした。
同報道官は、現在別の企業で勤務している場合も、元従業員らがイラク国内で就労することを容認しない方針を明言。所在を確認した場合は、国外退去を勧告する意向を示した。
イラク政府は1日、2007年9月16日にバグダッド市内で起きた市民への銃乱射事件で、ブラックウオーターの元従業員5人を提訴する方針を表明。事件ではイラクの民間人17人が死亡しており、政府関係者が殺人だとの認識を示した。ワシントンの米連邦地裁は昨年12月31日、5人に対する訴追を退けたが、同報道官は1月1日、米司法省に控訴を促した。
同報道官によると、イラク内務省の関係者らは、ブラックウオーターと関連会社および子会社、他社と仕事をしている従業員らの記録を調べており、調査終了後にイラク当局が必要な対応を取る予定。
同報道官はこの件について、今のところ在イラク米大使館には何も通知しておらず、意見調整は不要との考えにある。同報道官は、イラクの法律に基きこの問題に対応する姿勢を表明した。
