「妊娠で軍法会議にはかけず」と米司令官、過去に4人が懲戒

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ワシントン(CNN) イラク北部の駐留米軍を統括する司令官が指揮下の米兵に妊娠禁止令を出していた問題で、この司令官が22日、電話会見に応じ、違反者を軍法会議にかけるつもりはないと表明した。また、これまでに同司令官の指揮下の8人が妊娠していたことも明らかにした。

イラク北部に展開する米軍司令官のアンソニー・クコロ少将は11月に定めた行動規範で、指揮下の兵士が妊娠したり、ほかの兵士を妊娠させるなどの行為を禁止した。対象となる米兵2万2000人のうち、女性は1682人。

クコロ少将は命令を出した理由について、兵士たちに「考えてから行動して欲しい」と思ったためだと説明。「消耗戦も強いられる非常に厳しい任務の中で、可能な限りの戦力を保ちたいと考えた」と述べた。

規程には、違反者は軍法会議にかけると明記されているが、妊娠を理由にそこまで厳しく処罰するつもりはないとクコロ少将は言い、「(妊娠を理由に)兵士を刑務所に入れたりはしない。もっと軽い罰で対処できる」としている。

実際に、クコロ少将の下でこれまでに妊娠が分かった女性兵士が8人いたことも明らかにした。うち4人は懲戒処分となり、残り4人は配属されて間もなく妊娠が分かったもので処罰の対象にはならなかった。8人とも軍の規程に従って米国に帰国させたという。

一方、女性兵士を妊娠させた男性は3人が懲戒処分を受け、特に部下と不倫関係を持った1人は、将来の昇進に響きかねない厳しい処分を受けた。残る1人は妊娠した女性が相手の名を明かさなかったという。
12月23日13時45分配信 CNN.co.jp

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