日本、石油大国イラクに足場 石油資源開発、ガラフ油田落札

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12月15日8時16分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

 石油資源開発は14日、イラクの石油・ガス田開発の国際2次入札で、マレーシア国営石油会社ペトロナスとの企業連合で落札したイラク南部の中規模油田のガラフ油田開発をめぐり、イラク石油省が設立する現地企業が参画すると発表した。

 イラク側は、落札案件には全て参画しており、プロジェクトの管理や施行業者の監督などを行う。プロジェクトの参加比率は、ペトロナスが45%、石油資源開発が30%、イラク側が25%。

 今回の契約内容は、3年以内に早期生産を開始し、7年以内に日量23万バレルに拡大するもので、20年間の油田の開発、生産サービス契約になる。原油1バレルを生産するごとに1.39ドルの報酬を原油で受け取る条件で、ガラフ油田の契約期間中の可採埋蔵量は約12億バレル。

 イラクは石油埋蔵量が1150億バレルで、サウジアラビア、イランに次ぐ世界第3位の規模を持つ。資源小国ニッポンにとって、日本企業が権益を取得する日の丸原油(自主開発油田)に相当する契約とみられている。

 投資規模は70億ドル(約6300億円)で、ペトロナスが60%、石油資源開発が40%を出資し、石油資源開発の出資分は約2520億円にのぼり、同社の油田開発では最大になる。石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の出資や国際協力銀行JBIC)の融資などを活用して資金調達する。

 石油資源開発は、2005年から4年間、イラク石油省と共同で油田評価などの調査を行ってきた実績を持ち、こうした技術協力や企業連合が奏功し、落札につながった格好だ。一方、イラクは、来年の駐留米軍撤退などで安全面で新たな懸念もでており、社員の安全確保などが当面の課題になる。

コメント:去年に比べ、イラクの経済に関わるニュースが増えてきています。イラクディナールの高騰にも期待しています!

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