イラク駐留米軍、撤収へ向け膨大な荷物と「格闘」

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バグダッド(CNN) イラク各地に展開する駐留米軍が、2010年8月までの戦闘部隊撤収、11年末までの完全撤退を目指し、「引っ越し」の作業を始めている。長期にわたった駐留で蓄積した膨大な量の荷物を相手に、兵士たちは日夜まさに格闘している。
「家庭の引っ越しと同じこと。長くいた場所にあらゆる荷物がたまるのは仕方がない」――陸軍のC・J・リード大佐はそう説明する。「次の部隊が使うかもしれない、と取っておいた物を、最後に出て行く者が全部処分する羽目になる」
1万7000人の後方支援要員が、イラク各地の部隊に24時間態勢で水や燃料、機械部品などを届ける日常業務のかたわら、引っ越し準備に取り組む。
米軍部隊のイラク駐留が始まって6年。その間に、装甲車や発電機などの重装備から、事務用品、冷水器など、大量の物品が運び込まれた。撤収にともない、車両などの一部はアフガニスタン駐留部隊へ搬送する。イラク国内の基地などに送られる物もある。
後方支援部隊を指揮するポール・ウェンツ准将は「確かに大変な作業だが、われわれには過去6年間、部隊の配置や移動を繰り返して得たノウハウがある」と、自信を示している。
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