イラク議員をマレーシアで逮捕、武装勢力のテロ謀議に加担と

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（CNN）　イラク外務省当局者は16日、同国内で武装勢力のテロ謀議などに加わっていた容疑で逮捕状が出ていた連邦議会議員がマレーシアで逮捕されたと述べた。マレーシア当局がクアラルンプール駐在のイラク大使館に連絡した。

この議員はモハメド・ダイニ議員で、イラク治安当局が今年2月、議員2人が殺害された2007年4月の爆弾テロ事件などへの関与を断定。ダイニ議員は政治的な脅迫として無罪を主張していたが、同議員の警護官が事件への加担を証言していた。

イラク連邦議会議員は訴追免除の特権を保持しているが、司法当局の要請を受けた議会が今年2月下旬、同議員を対象に免除の対象外とする採決を実施、賛成多数で支持していた。その後、出国禁止令が出され、同議員が搭乗していたヨルダン行きの航空機がバグダッドに戻る騒ぎもあった。

ただ、逮捕状は出ていなかったため、ダイニ議員はその後、同僚議員2人と共に出国を強行していた。

同議員は、連邦議会で11議席を保持するスンニ派系のイラク国民対話戦線に所属している。
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