「基地の存在が問題」イラク帰還兵が指摘 米政策の実態を証言


イラクアフガニスタンでの体験を語るアダム・コケッシュさん(右)とリック・レイズさん(左)=19日、那覇市の教育福祉会館
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 「冬の兵士」日本ツアー(冬の兵士@沖縄実行委員会主催)が19日、那覇市の教育福祉会館で開かれ、元海兵隊員でイラクに派遣されたアダム・コケッシュさん(27)=米国在住=と、アフガニスタンに派遣されたリック・レイズさん(29)=同=が米国の対テロ戦争占領政策の実態を証言した。
 コケッシュさんは「米国政府が何と言おうと、イラクで行っていることは侵略という犯罪だ。日本は憲法9条に違反し、米国の帝国主義を支援している」と強調した。
 2人は米国の反戦イラク帰還兵の会(IVAW)のメンバー。16日〜23日、東京や大阪など全国を巡って証言集会を開いている。
 会場からの質疑で、コケッシュさんは沖縄の基地問題について「基地があるところには利益と問題が発生するが、長期的にみれば問題の方が残る。ドイツで反基地闘争を支援したが、米帝国主義への抵抗は世界に広がっている」と語った。オバマ大統領に関し「傭兵会社からのイラク派遣は撤退した米兵の数を上回り、実際は増強になっている。オバマは決して占領を終えるつもりはなく、搾取の構造を永続化させようとしている」と指摘した。
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