イラク治安部隊への権限移譲に自信 米軍司令官


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(CNN) イラク都市部からの米戦闘部隊の撤退期限を30日に控え、駐留米軍のオディエルノ司令官は28日、イラク側に治安責任を負う用意はあるとの認識を示した。同司令官はまた、米部隊の撤退が実際にはすでに完了していることを明らかにした。

オディエルノ司令官はCNNとのインタビューで、イラクの治安状況は「絶えず改善している」と強調した。同国で最近、爆破テロなどが続発していることについては、「過激派がイラク治安部隊の活躍から注意をそらすことを狙った行為だ」と述べた。懸念される事態として「暴力の確実な激化」や「イラク治安部隊の手に余る状況」が考えられるとしたうえで、「いずれの兆候もなく、われわれは正しい方向へ進んでいる」と自信を示した。

司令官はまた、イランが武装勢力の訓練などを通してイラクへの介入を続けていると指摘。一方で、「イラク国外で何かをする権限は私にはない」と語った。

さらに同日、FOXテレビの番組では、米戦闘部隊の撤退について「過去8カ月間にわたり、時間をかけて進めてきた」と説明。すでに数週間前には最後の部隊が主要都市から引き揚げていると明かした。

米軍の撤退は、今年初めに発効した米イラク地位協定に基づく措置。最終的には11年末までの完全撤退を目指す。オディエルノ司令官によると、米部隊は主要都市からの撤退後も情報活動などを続けてイラク部隊を支援し、必要があればイラク側の承認を得て作戦を実行する可能性がある。
コメント:画像の人がオディエルノ司令官です。(小さくてごめんなさい…)
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