悲しい事件です…爆発は自爆テロ、７３人死亡

　【カイロ和田浩明】イラク北部キルクーク近郊で２０日起きた爆弾テロは自爆テロと判明した。ロイター通信によると死者は７３人に達した。重体の負傷者もおり、死者がさらに増える可能性もある。

　爆発はイスラム教シーア派のモスク（礼拝所）付近で発生。モスクや周辺の家屋３０軒以上が崩壊し礼拝参加者や住民らががれきの下敷きになった。負傷者数は約２００人。

　キルクークは油田地帯の主要都市で、帰属をめぐりアラブ人とクルド人、トルクメン人が争っている。

　ＡＰ通信によると、テロが発生したのはキルクーク南方約２０キロのタザで、約２万人の住民の多くはトルクメン人。治安当局者からは「民族間対立をあおるための国際テロ組織アルカイダの犯行」との見方も出ている。

　イラクでは今月３０日までに米軍部隊が都市部から撤退し治安権限をイラク側に移譲する予定。

コメント：被害に遭われた方々のご冥福を心よりお祈り致します。
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