チョコ募金で子の命救おう イラク支援の2団体

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1口500円のチョコレート募金で、がんや白血病を患うイラクの子どもを支援する「日本イラク医療支援ネットワーク」(鎌田實代表、東京都)の佐藤真紀事務局長(49)と、「イラク戦争の検証を求めるネットワーク」の布施祐仁さん(33)が来県し「沖縄の人々と一緒にイラクの子どもを支援するネットワークをつくりたい」と語り、活動に賛同する団体や個人に協力を呼び掛けた。
 2日、琉球新報社を訪れた佐藤さんは「イラク戦争で使用された劣化ウラン弾により、イラクではがんや白血病の子どもが増えたといわれている」と強調する。
 チョコレート募金は2004年に始まり、抗がん剤や医療器材の購入費として、毎年4千万円規模の支援金をイラクの5病院に送っている。イラクの子どもを描いたイラストのある缶入りチョコレートを500円で購入すれば、350〜400円が募金される仕組みだ。
 佐藤さんは「政府はイラク戦争について『日米関係が深化した』というが、現地では戦争犯罪に近いことが起こっていた」と指摘した。イラク戦争の第三者検証委員会を政府が設置するよう求め、署名活動を全国で展開している布施さんは「沖縄からイラクに出撃した米兵が、多くの人を殺したことに心を痛めている沖縄の人がいることを知った」と語り、県民に理解と協力を求めた。
 チョコレート募金と署名活動への問い合わせは医療支援ネットワーク(電話)03(6228)0746
琉球新報  11月8日(月)10時25分配信
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