外国企業と契約せず=油田自主開発を表明−イラク首相

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 【カイロ時事】イラクのマリキ首相は20日、今後は外国の石油会社と契約を結ばず、自前での油田開発を進める方針を表明した。ロイター通信が伝えた。世界3位の埋蔵量を誇るイラク原油資源獲得に走る業界に波紋を広げそうだ。
 同首相は、油田地帯の南部バスラでの選挙遊説で、「閣議で(シャハリスタニ)石油相に対し、外国石油会社とこれ以上の契約を結ばないよう伝えた」と語った。その上で、国営石油会社の創設を検討すべきだとの考えを示した。
 マリキ首相の発言は、連邦議会選を控えた「有権者向けの発言」(西側石油企業関係者)との見方もある。また、現在交渉中の事案も対象となるかどうかは不明だが、新日本石油など日本企業3社とイラク政府による南部ナシリヤ油田の開発権をめぐる交渉の行方にも影響を与える可能性がある。 
2月22日7時15分配信 時事通信
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