イラクのクルド自治政府が北欧企業の油田操業停止
イラクのクルド自治政府は２１日、イラク北部クルド人自治区のタウケ油田の開発・運営をするノルウェーの石油会社「ＤＮＯ」の操業許可を最大６週間にわたり停止することを決めた。フランス公共ラジオなどが２２日、伝えた。
原油収入の配分などをめぐり中央政府と対立していた自治政府は、６月からタウケ油田（日量５万バレル）など２油田から原油輸出を始めたばかり。停止が長引けば、今後の自治区での油田開発に影を落とす可能性もある。
同ラジオなどによると、油田開発をめぐり同社から自治区高官への不正な利益供与があったとの疑惑がノルウェーで高まり、自治政府側は許可停止の理由を「（報道などで）多大な被害を受けたため」と説明した。（共同）
