政治的な国民和解はあくまでイラク人の手でと、米政府に注文


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(CNN) イラク政府のアリ・ダバグ報道官は4日、同国を訪れたバイデン米副大統領が宗派対立などを念頭にイラクの国民和解を支援する用意があるとした発言に触れ、イラク人の問題でありイラク人だけで解決したいとの考えを示した。イラクの国営テレビで述べた。

「マリキ首相が語ったように、国民和解はイラク人が扱う問題だ。イラク人以外の関与は問題をこじらせるだけだ」と強調。バイデン副大統領もこの間の事情は十分理解しているとも語った。軍事、政治面ではイラクの主体性を維持したいとの希望を改めて表明した形となっている。

バイデン副大統領が2日、イラクを予告なしに訪問し、タラバニ大統領やマリキ首相と会談、米軍の撤退問題やイラクの政治的安定などを話し合っていた。副大統領のイラク入りは今年1月の就任後、初めて。副大統領は帰国に就く機中で記者団に、イラク首脳との会談を振り返り、米国に対し経済、化学、教育各面での支援を強く要望したと述べている。
駐留米軍は6月30日までに、新たな駐留協定に従い、都市部から全面撤退している。11年までには全軍が撤収予定。

コメント:画像はマリキ首相事、ヌーリー・カーミル・ムハンマド・アル=マーリキー首相です。フセイン政権のシーア派を弾圧をして死刑を言い渡されたが亡命して回避、今はイラク国の首相に!まさに修羅場をかいくぐったすごい人です。
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